♯39 晩婚化と出生
子供の出生と親の年齢について論文を見つけたので触れていこうかとおもいます。
昨今の晩婚化というのは風潮的に”当たり前”という認知に少しずつなりつつあるわけですが、特に先進国では医療やフィットネスなど予防医学やら公共衛生と呼ばれるものが発達したおかげで寿命が延び、ある程度のお金がある ということもあり、
結婚しなくても自分の好きなことをすれば満足 という考え方が広まっているように感じます。
そんななかでも
ART(生殖補助医療技術) というものが最近では取りざたされています。
簡単に言うと なかなか妊娠することが難しい方のために 体外受精だとか顕微授精法と呼ばれる。通常の性行為ではない方法というものです。
そもそも日本でも高齢出産が当たり前の時代になりARTを使用する人が増えたわけだがリスクってないの? という疑問があると思います。
なので
中国の大学がまとめてくれている46の研究データを比較研究してまとめた。
メタアナリシスを発見したので紹介します。
結論からいうと
”体外受精や顕微授精法での妊娠・出産は自然出産に比べて 1.37倍先天異常発生率が高い”
というものでした。
もちろん これはいろいろなリスクを省いています。たとえば
なのでかなり制度の高い結論を出してくれています。
この論文のなかでは、そもそもART(生殖補助医療技術) を使用しようとする人達の体に(加齢による生殖能力の減少や現代食(ファーストフード、加工食品)の取り過ぎ)問題があって”現代人の生殖能力落ちてるんじゃない?”というのが問題視された部分であります。
なるほど、 ARTを使用するとリスクが高まるのは分かった。じゃあ なるべく使わないようにするには何歳くらいまでに子供を産むことを目標にするといいのよ? と疑問が湧くと思います。
一番は
35歳までに頑張ろう!です。
上記に示したのは別の日本での研究でだされていたデータになります。
明らかに35歳~40歳くらいまで染色体異常の発生率が高くなっています。
なんだか、考えさせられますね。
まとめ
女性のみなさん35歳までに出産を迎えるのがベストそうな感じがします。
でも、そもそも、現代人が妊娠する力(これは女性だけの問題ではなく男性も)昔よりも落ちていることが問題でもあるので、特に35歳を過ぎたら、食生活と運動には男性も女性も気をつけて”妊活””に励むことが良さげな感じです。
詳しいことが見たい方は下に引用論文を載せとくのでチェックしてください。
ではではー
引用元:高齢出産は先天性異常を増やすか?
https://www.fihs.org/volume16_2/articles8.pdf