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#51 ファイトケミカルについて 1

ファイトケミカルについて色々と興味がわいたので書いていきます。

 

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そもそもファイトケミカルって?

ファイトケミカルは植物が自身の体を外的な要因(日光、低栄養など)から身を守るために作り出す特殊な化学物質です。特に紫外線を吸収して体を守る役割と紫外線により発生する活性酸素を除去する作用をもっています。

近年の栄養学では新たにわかっているだけでも1万種類くらいあるんじゃない?と言われているほどで日々あらたなファイトケミカルが発見されているようです。

 

ファイトケミカルの種類

ファイトケミカルは大きく分類して5分類に分けることができます。ポリフェノール、含硫化合物、カロテノイド、テルペン類、多糖類に分かれており、細かな分類を考えるとまだファイトケミカルに含まれるかもと考えられているものはたくさんあります。というのも現時点での人類が発見している栄養素なのでまだまだこれから大きな発見のある分野ではないかとも予測されているわけです。そういう意味では今ファイトケミカルについて知ることは大きな意味のあることと言えるわけです。

 

なぜ今注目されているのか?

実は昔からある程度まではわかっていた成分なのですが、最近では老化を抑制する”抗酸化””免疫の向上”など、特に”活性酸素の除去”に効果があることで注目されている成分です。

 

そもそも活性酸素てなんなんですか?

身体を老化させる物質として有名ではある活性酸素、これは「酸化ストレス説」がもとになっており、1956年ブラスカ大学ハーマン教授が提唱したものであり、「老化はラジカルが発生することにより、細胞や組織に傷ができ、少しずつ蓄積されるために起こるものである。」というのが考え方の根本となっています。

 

酸化ストレス説を理解するためには4つの物質について理解する必要があります。

 

スーパーオキシド:いわゆる活性酸素、人の体内で最も多く発生するのがこの物質であり、食べたものを消化しエネルギーに変換する際に発生する。

 

ヒドロキシラジカル:最強の酸化力をもった活性酸素、ガンや糖尿病、生活習慣病など老化の原因になる物質です。

 

一重項酸素:かなり強い酸化力をもった物質、紫外線にさらされやすい肌や目に多く発生し、さまざまなガンの原因になる。

 

SOD(スーパーオキシドジスムターゼ):「過酸化水素ともいう」酵素によって分解される。ミトコンドリアがエネルギー生成を行う際にでる。簡単にいうと酸素なんですが、わかりやすくいうと殺菌の際に使われるオキシドールを傷口に塗ると泡が発生します。H2O(水ですね)ここにオキシドール(O)を塗るとH2O2になり、酸化反応で泡が発生します。(このときに酸化反応で傷口を殺菌している)という仕組みになっているんですが、身体の中でこの泡の反応が起こると細胞にも小さな傷がついてしまうということなんです。

 

以上4つが「酸化ストレス説」の中で体を老化させる4つの原因物質というわけなんですが、この4つを総合して活性酸素と言われています。

 

 

 

活性酸素に対抗する手段は?

活性酸素が発生する外的な要因としては食事、ストレス、食品添加物、紫外線、大気汚染、喫煙等様々な環境的、外的、内的(自分の感情の起伏まで影響するということがわかっています。)

活性酸素に効果を発揮するものとして抗酸化作用が成分があります。それが今回の主要なテーマである”ファイト”ケミカル”になります。

特に上記4つの老化の原因物質はその発生過程においてスーパーオキシド→過酸化水素→ヒドロキシラジカルという風に3つに進化して体に害を及ぼします。はっきり言ってヒドロキシラジカルになってしまったら手の打ちようがありません。その前段階である。2つで止める これしかないのです。また、一重項酸素も前段階である過酸化脂質で止める。(というよりも古くなった油や100℃以上に熱した酸化した油の摂取をしない)ということで活性酸素の発生を最低限にとどめるということが非常に大切になってきます。まず、活性酸素の原因となるものを取らない、抗酸化作用のある物質で体を満たしてあげる。

 

 

 

 

 

まとめ

様々な環境、外的、内的要因が考えられる”活性酸素”ですが、やはり”揚げ物”や高温で調理したもの (AGEs) も考えられるため 避けるのがよし 

そういう意味では食べないということはAGES蓄積量や体内に酸化ストレスを起こさせないという意味でもかなりアンチエイジングや長寿ということに関係ありそうです。

 また次回は続きとしてファイトケミカルについて書いていこうとおもいます。

 

ではではー!