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♯64 ファイトケミカルについて 2

ファイトケミカルについて1についての続きです。

 

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 前回の話ではファイトケミカルを4つの分類に分け、実際に抗酸化の作用がありますよーという話をしましたが、今回は分類分けをした中のひとつ”ポリフェノール”についてです。

 

ポリフェノールとは?

ポリは”たくさんの”フェノール類があるよという意味を持つそうで、ほとんどの植物の中に含まれ、その数は5000以上わかっています。主に植物の色素成分や苦み成分であり、細胞の生成、活性を助ける働きを持つ。

 

フラボノイド系

 

カテキン

含まれている食品:緑茶

効果:抗酸化、抗免疫、殺菌、抗菌

緑茶の中に含まれるカテキンは4種類のカテキン類が含まれています。エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなど4種類が含まれています。

 

とにかく科学データ(エビデンス)の多い物質でして、その作用は 脂肪燃焼に効果がある (2014年のメタ分析) や 血圧をコントロールする作用があるかも (2014年ランダム化比較試験) 腸内細菌にも好影響があるかも (2019年)  前立線ガンにもこうかあるかも (2017年の香港人を対象に行われた実験)

 

1日540mg以上とると脂肪燃焼に効果を示すことがわかっています。

 

 

 

アントシアニン

含まれている食品:ベリー類、ブドウ、紫芋など

効果:抗酸化作用、目の保護、炎症抑制、動脈硬化防止

青や紫色の成分であり、有名 

2011年の日本の研究 では網膜の活性酸素増加を抑制したり、網膜の保護材の役割があったりすることがわかっています。

肥満の抑制、糖尿病予防、心血管疾患の予防 に効果があるかもということもわかっています。

 

 

プロアントシアニジン

 含まれている食品:葡萄の種

効果:動脈硬化予防、大腸がん予防、糖尿病予防、白内障予防、胃潰瘍予防、筋肉疲労予防、運動の際の脂質酸化予防

 

葡萄の種に含まれている成分であり、カテキンと結合してできた成分、抗酸化成分には割と高い信頼度がある。プロアントシアニジンポリフェノールの中でも最も抗酸化作用が強いことがわかっており、カテキンと同等、もしくはそれ以上に効果があるといわれています。

2019年の研究では抗酸化作用はもちろん、AGEs蓄積を阻害するかも といったデータもあがっています。

また、プロアントシアニジンを6か月摂取したら 顔のシミ が薄くなったよという実験もあります。

 

●ルチン

含まれている食品:そば、いちじく

効果:抗酸化作用、心疾患予防、糖尿病予防、認知症予防、変形性関節症改善

 

そばに含まれるポリフェノール成分で、昔はビタミンPと呼ばれていたそうです。

その中でも韃靼そばには通常のそばの100倍ものルチンが含まれているそうです。

2007年の研究では活性酸素の除去にも効果あるよね ということが示唆されています。

 

 

 

 まとめ

 前回の続きがだいぶ遅くなってしまいましたが、フラボノイド系のファイトケミカルについて触れました。正直フラボノイドだけでもかなりの数があるので全部を詳細にとはいかないのですが、わかる範囲でまとめていきたいなーと思っております。

気になるエビデンスがあれば随時紹介はしていこうと思います。

 

ではではー