#74 ファイトケミカル7 カロテノイド編①
ファイトケミカルの編の続きになります。今回はカロテノイドについて取り上げたいと思います。
よろしくお願いします。
カロテノイドは主に植物に含まれる黄色や赤色などの色素成分のことを指します。種類としては600種類ほど発見されているそうで、一部のカロテノイドは体内でビタミンAに変化され吸収されます。脂肪に良く溶け、油と一緒に摂取してあげることで体内での吸収率を上げることができます。
βカロテン
含まれる食品:かぼちゃ、にんじん
効果:抗酸化作用、抗がん作用
βカロテンは体内でビタミンAに変換され吸収されます。その量はαカロテンの2倍量です。データとしてはβカロテンを摂取したら日光による日焼けの量が減った。とかメタボリックシンドロームのリスクを下げる。
また、フィンランドの研究では喫煙者にβカロテンのサプリメントを摂取してもらったら肺がんのリスクが18%も上がったとの研究が上がっていたので、もしかしたらサプリメントでの摂取はやめたほうがいいかもしれません。
αカロテン
含まれる食品:かぼちゃ、にんじんなど
効果:抗酸化作用、抗がん作用
αカロテンも体内でビタミンAに変換されます。その量はβカロテンの半分量です。
データとしてはアメリカ人を対象とした15318人を対象に14年間の追跡調査を行ったαカロテンが人間に及ぼす影響がありました。結論はがんによる死亡リスク、呼吸器疾患、心疾患、糖尿病になるリスクがかなり下がる。という結論がでています。
ここ最近の研究の様子ではβカロテンよりも、αカロテンの方が病気のリスクをさげるかもという傾向にあるようです。
含まれる食品:トマト、スイカ
効果:抗酸化作用、
リコピンと言えばトマトというのは一般的ですが、リコピンは加熱調理により、その吸収率があがることが知られています。また、油に溶けやすいため熱調理+油というのがとても良いそうです。データでは一重項酸素の消去(老化の原因物質)に最も効果的というものがあったり、リコピンを摂取したら男性の前立腺がんのリスクが21%低下したよ や 老齢期に起こる骨粗鬆症のリスクが低下した そして注目すべきなのがリコピンを摂取すると摂取しない人とを比べたところ 脳卒中になるリスクが55%も低かったよ という点なんですね
やはり血管系に効くのがリコピンということでその効果もかなり信頼度の高いもののようです。
まとめ
今回はカロテノイドにいきまして、やはりリコピンはかなり優秀な感じです。一日の食事のなかでどう頑張っても食事量には限界があるので栄養価の高い食品を選択していくことは生活の質や健康を維持するためにはかかせない戦略なのでとまとを食卓の中でも使用していくことはいいんだろうなーと思っております。トマト自体は缶詰のトマト缶などの方が栄養価が高いなんてこともわかっているので経済的にも健康的にもトマト缶を買いだめしておいて積極的に使っていきたいと思います。 あと個人的には一重項酸素の消去にはトマト!というデータ上の結論にトマトを取ろう!という気になりました。
ではではー