#83 フロー体験 喜びの現象学 【要約】
今回は要約になります。
凄く難しい本なのでなかなかまとめるのが難しいのですが、出来る限りわかりやすくまとめてみたいと思います。
そもそもフローとは何なのか?
フローとは
ひとつの活動に深く没入しているので他の何も気にならない状態 一体感 没入感
最適経験
この著書の中ではその人にとってちょうどいい課題がフローの状態を作り出す。
この2つがこの本において大きな言葉の意味を持ってくるのかなと思います。
ざっくりと章ごとにまとめてみました
第1章 幸福の再来
現代人は幸せを追い求めすぎているよね 生活は便利だし、食べるものも裕福になったのに次から次へとそれはまるで不満のトレッドミル(ジムにあるウォーキングマシン)に乗るようにぐるぐると欲しがっては手に入らないという状態を繰り返してるみたいだよね
そこから脱するには外からの刺激(喜び)を求め続けても手に入らないから(欲望は無限大だから)ソクラテスも言っている 「汝自らを知れ」の言葉の様に自分が本当に喜ぶことはなにかを知る方がいい
そうすれば自分のいる場所が刑務所だろうと、喜びを見出すことができるはずだと言っています。
第2章 意識の分析
外からの刺激(喜び)を求めるな! ということは自分の意識(自分らしさ)を捨てる様なものじゃない?ここではそんな疑問にも
自分という意識でさえも"人間が生きていくために身につけたスキルみたいなもの“だよ ほとんどの人は体の欲するまま、健康であること、旨い飯、社会的に良いとされてる行動に動かされてるんだから実際には自分の意識なんてものは存在しないようなもの
だからこそやるべき事は外からの情報に対して自分がどんな反応をするのかを知り、その注意の向け方を練習していくこと
意識の秩序=フロー
意識の秩序といわれると言葉が難しいのですが
自分の意識を本当にやりたいことに注意を向けること(それは自分の欲望の反射や外からの影響によってとった行動ではなく自分の本当にやりたい行動)
しかし簡単には注意を向け続ける人にはなれないので練習が必要です。
そして何より、練習していくことで1つの物事に注意を向け続けることがテレビを見ることやラジオを聴くことよりもずっと意味のあるものになる。
第3章 楽しさと生活の質
フローの状態に入ると自分の意識が消えて、2つの良いことが起こるよとここでは話しています。
自己超越・・・自分の意識が消えて、目の前の行動と意識が一つになっている状態
時間超越・・・自己超越により、時間の感覚が薄れ時間の流れが速く進む
まとめ
フロー理論についてまとめているチクセントミハイさんの名著であります。要約していくには著者の方の言い回しが読み解くのにかなり難しく、私個人の見解もかなり含まれるのですが、要点得ているんではないかなーと思っております。
第一章と第二章の話では欲望はすてろ!自分の本当にやりたいことをみつけないと幸せにはなれない というまとめになりそうです。第三章からは実際フローという状態が見えない心の中でどのように起こっているかを詳しく解説していくものになりますのでまた次回第四章からの本題を詳しくまとめていきたいと思います。
ではではー