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♯85  フロー体験 喜びの現象学 【要約】2

フロー体験 喜びの現象学 要約  の続きです。

前回の記事はこちらからどうぞ↑

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第4章 フローの条件

俗にいうフロー、無我の境地、ゾーンなどその名前は場所や人によって様々ですが、この著書の中ではテニス初心者がテニスに挑戦をする事を使ってそのフローの条件を説明しています。

①初めてテニスをするときにはネットの向こう側にボールを打つことが目標になる。これはこの時のテニス初心者の能力が未熟なので能力と体験のレベルが一致しフローの状態になっている

 

②そのうちにこのテニス初心者は技術が進歩しボールをネットの向こう側へ打つということに退屈する

③そのうちに他の人とラリーをする事を覚え自分のスキルが未熟だと言うことを知り不安を感じる(上の図の左側)

④自分は他の人よりも上手じゃないのかなと言う不安を解消するために練習する(挑戦とスキルアップ

 

この手順を踏むことによってフロー状態を維持し、最適経験を作り出す。

主に図を見てもらえばどのような位置に入ればフローに入るのかまたはその逆はどんな位置にあるのかがわかると思います。

 

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自己目的的パーソナリティー
この言い回しが非常に難しくまとめるのが難しい部分ではあるのですが、
自分の目の前の出来事に反応してはいけない 自分1人でできることとできないことが人間にはあるから人生の大きな目標に向かって、必要ない労力や必要ない欲望を求めないことが大切だ

 

この反応しない 自分の欠点を反芻するのではなく知識や外部の人に注意を向けると言うのは小さい頃からの教育が大切であるとも言っています。

 

神経生理学
化学の実験ではフローを頻繁に体験する被験者たちは注意集中が必要であるはずなのにもかかわらず精神的負担が減っていた。簡単に言うとリラックスした状態で高い集中状態になっていた。

 

フローする人々
独房に入っている人などは自分の好きなことを詳細にイメージし、フロー状態を保つことで喜びを得ることがある

ある囚人は数ヶ月の間ベルリンからエルサレムへの徒歩を旅行することを想像することで自分の心を保った。

 

第5章 身体のフロー

この章ではいろいろな体を動かす活動や五感からの情報がフローの状態を作り出すこともありますよということを挙げて様々な具体例を挙げています。

 まずは”動き”について触れています

①ダンス

②性行為

③ヨガ

 

といった形です。この3つが世界中で確認されているフローに入りやすいかもしれないと言われているものなんだとか。そのなかでも特にヨガはフロー状態になりやすく

ヨガのプログラム7つをクリアして自分をコントロールした状態を高めると最終的にフローが高まり自我が消え世界と一体になる感覚が得られる



視覚的なフロー
絵画をみること畏敬の念を感じる人もいる
毎日見る風景でも毎日見ていればその違いに気づき喜びをえられる(感動することがある)


音楽のフロー
 今は機械から音を聞くが生演奏をするときには違いがよくわかる
また、音楽を行うものはその時間を聞くという行為だけではなく、1日の中で時間を取り集中的な興奮 ひとつになる感覚を作り出す。

 

第6章 思考のフロー

 

思考のフロー
読書は最も手軽なフロー体験
だか、一般的な人は注意と集中を向け続けることが難しい、だいたいの人が家に帰ってソファーに座ってテレビを見ているが、テレビ(受動的な注意集中) 読書(意図的な注意集中)が行われるため、フローをおこしやすい
読書は注意と集中の訓練である。

 

 まとめ

フロー理論の重要な部分である。どのようにすればフロー状態に入りやすくなるのか?また、どんな活動がフローしやすいのかを説明している4章から6章の話でした。やはり身近な活動の中からフロー状態が生まれやすくすることは幸福感を高める最も簡単な方法でもあるので、今回の部分から自分が集中しやすい活動や楽しいなと思えるものを選んでいくことが必要なのかもしれませんね。 また、やはり読書が最も手軽なフローの方法だ!!とも著者は言っており、確かに納得しやすいなーと思いました。

 

 ではではー