#86 ファイトケミカル9 テルペン編
8ファイトケミカル編の続きになります。 前回はカロテノイドについて触れたので今回はファイトケミカルの中でもテルペン類と呼ばれる香りの成分についてです。
αピネン
含まれる食品、物質:みょうが、杉、マツ
効果:リラックス、覚醒
マツや杉に含まれる香りの成分、香りをかぐことで意識が覚醒するかもということで車に香りを入れるといいかもね という論文がありました。
食品として摂取するにはみょうがなどの独特の香りの成分がこの成分なのでなかなか夏以外には取ることがむずかしいのですが、香りとして使用するのであれば覚醒や集中特に森や自然に触れた時にこのαピネンが体に作用していると考えていただければいいのかなーと思います。
ミルセン
含まれる食品、物質:ローリエ、ホップ
効果:鎮静効果、炎症抑制
ミルセンと呼ばれる香りの成分になります。ビールのホップにも含まれている成分らしく、研究データを探るとネイチャー論文誌の中に ミルセンを含んだオイルをかがせたら腫瘍が抑制された(ハエを対象にした実験) しかし、 この実験ハエを対象というのもそうなんですが、αピネンの含有率の方が高いオイルを使用しているのでαピネンのこうかなんじゃない?という推測もできそうです。
リモネン
含まれる食品、物質:柑橘類の皮
効果:抗炎症作用、抗酸化作用
レモンや柑橘類に含まれていることで有名な成分であります。リモネンを含んだジュースを飲んだら皮膚がんになるリスクが減ったよ や リモネンの効果により酸化ストレスが減ったよ など 心臓病のリスクを下げるのに役立つかも 有名な成分だけあってかなり裏付けの多い ものになっています。FDA(世界保健機関)では食品添加物として副作用がない安全なもの として位置付けているので成分表をみるときには安心材料としてみていただければいいのかなーと思います。
まとめ
テルペン類は香り成分なので食品として摂取するよりも嗅ぐということがメリットを得られる多くの方法なのでアロマオイルなどを使用していくことがいいのかもしれません。調べてみて分かったのは研究データのおおくは大麻にふくまれるテルぺノイド成分が人体に及ぼす影響というものが多かったです。
上の3つからであればやはり、かんきつ類の皮に含まれるリモネンから試してみるのがよさそうな感じです。
ではではー