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♯103 Think Smart  間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 【要約3】

Think Smart  間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

 

前回は こちら  からどうぞ

 

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6.モチベーションのクラウディングアウト

必ずしもお金が人々のモチベーションにつながるわけではない、
ボーナスをもらうことでやる気が上がる人と下がる人の2パターンがある
高額のボーナスを与えると、その高額なお金に対しての労働しかしないため、実際の仕事に対してのモチベーションが下がりやすい

子供にお小遣いを渡すときには学校の宿題をやったらとかテストで良い点を取ったらお小遣いをあげるなどの成果報酬型にすると勉強に対してのモチベーションが下がるので、毎月一定額のお小遣い制にしたほうがいいんだとか

 

対処法: 人を物で釣らない

 

7.デフォルト効果
人は現状維持が大好き 人は選択肢をいくつも用意されると今まで見てきたものや、なじみのあるものが好き、一般的なものを選びやすい

そもそも人間は得る喜びよりも失うことに約2倍敏感に反応するようにして進化してきたため、この特性を理解することが非常に大切なんだとか

 

この本の中では現状維持バイアスも似たようなものだよっと紹介してあります。
やはり、今まで通り、自分の知っている方法、一般的、スタンダードであるということが人間は安心するようで、この考え方のせいで実際は損していることも少なくありません。

 

例えば
通信キャリアから格安SIMに乗り換える際もそんなことが言えるのかなあとように思います。
毎月の支払い額が実際は5000円以上お得になるにもかかわらず、解約料がかかるからとか事務手数料がかかるからとかで実際には使用していない人がほとんどだと思います。(こんな人がいたらぜひ心の中で、デフォルト効果、現状維持バイアスと思ってください(苦笑)) 

 

対処法:”人は変化が嫌い” を理解する。

 

 

8.社会的比較バイアス

人間は同じジャンルの同じような能力を持った人で自分よりに優位に立つかもしれない人間を推薦するのが嫌な傾向がある

このバイアスにとらわれていると自分よりも能力の低い部下を採用しやすくなるので結果会社の利益は下がる傾向にあると伝えています。

例えば
会社で新入社員の採用のときにBクラスの人がCクラスの人を採用し、Cクラスの人がDクラスの人を採用すると言う風なピラミッド構造になってしまう

 

さらにはんこういった能力の低い人たちには

ダニング=クルーガー効果も起こりやすい

 

能力の低い人は自分の能力の程度を認識することができないと言う思考の誤り

 

厳しく言えば 無能で自信過剰な人たちが集まった会社の出来上がり!

ということになるんだそうな

対処法: 自分よりも才能のある人を積極的に採用する ダニング=クルーガー効果に陥らないために謙虚な心も持ち合わせる

 

9.内集団・外集団バイアス

人は何か共通するものを相手と共有できるということを知ると仲間意識が芽生える

同年代、同じ出身地、共通の趣味ならなんでもいい

 

悪い例だが戦争はこれをうまく使っている「祖国」と言う言葉を使って国や兵士に血のつながりがあるかのようなつながりを持たせて人を動かしている

 

対処法:”人は他人と共通するものを見つけると仲間だと思い込む” を理解する。

 

まとめ

個人的にはデフォルト効果が非常になるほどと思ったところで、確かに新しいアイデアとか変わった意見ていうのは取り入れられづらい傾向にありますよね。特に日本と言う保守的な考え方を持っている人たちの多い国では多い気がします。

また、内集団、外集団バイアスについては人と仲良くなる際に逆に逆手にとり相手との共通項を探すことで話が盛り上がり、初めて会った人とでも仲良くなりやすいのではないかと思いました。