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♯106 Serch inside yourself  ~仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法~ 【要約】

グーグルで元エンジニアをしていたチャディー メン タン という方が書かれた著書 Serch inside yourselfを読みました。(というか以前に読んだんですが、改めてきちんとまとめておこうかと)

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 本書は一言でいうのであれば”仕事と人生の質を上げたければ瞑想をしろ”という一言に尽きます。

 

構成
イントロダクション 27-37
サーチ インサイド ユアセルフ 27-37

1.エンジニアでさえEQで成功できる 37-63
2.命がかかっているかのように呼吸をする 63-91
3.座らないでやるマインドフルネス・エクササイズ 91-131

4. 100%自然でオーガニックな自信 131-161

5.情動を馬のように乗りこなす 161-201

6.利益を上げ、海を漕ぎ渡り、世界を変える 201-237
7.共感と、脳のタンゴ 237-281
8.有能であってしかも人に愛される 281-331
9.世界平和への3つの簡単なステップ 331-345
エピローグ 345-351
空き時間に世界を救おう

 

という構成になっています。

 

イントロダクション 27-37
サーチ インサイド ユアセルフ 

この章では瞑想のメリットとどうしてGoogleでサーチインサイドユアセルフの瞑想プログラムを行うことになったかということを解説しています。

ダニエル ゴールマンが提唱している心の知能指数EQ(情動をコントロールできる人ほど成功する)について触れられており、EQを伸ばすには瞑想のプログラムが良いかもしれないと語られております。

 

 わずか8週間の瞑想トレーニングでも前頭前野の(情動を司る分野)の設定値が向上
それは1万時間以上瞑想を実践した修行僧と同じくらいになるんだとか


p28 幸せ水準の測定
前頭前野の活性が高いほど、喜びや熱意、活力といったポジティブな情動が高まることがわかっています。


p29 マイクロエクスプレッション 微表情
 瞑想の達人と言われた修行僧たちは迷走中に何をされても集中力を乱すことなく自分の内面に集中することができるそうで

瞑想中突然の音に起こる顔の筋肉の素早い痙攣も抑制することができる 高精度のカメラで測定してもこの筋肉の痙攣が起きなかったそうです。

 

それは自分の内面に集中しそれ以外のことを、選択して無視することができる能力を鍛えることができるということだそうでレジリエンス(逆境でも折れない自分の心)が瞑想により鍛えられることを伝えています。

 

p30 グーグルは就業時間の20%を自分のコアとなる仕事以外のプロジェクトに使用していい

そこで生まれたのがSIYプログラムで(serch in side yourself)己の内を知れ  心の平和を目的にGoogleの中で作られたプログラムなんだとか

 

1.エンジニアでさえEQで成功できる 37-63
p48 トレーニングによって脳を変えることができる
イメージングセラピー

脳は自分のイメージと訓練により常に変えることができる。それは日々の訓練や習慣の中にあることが自分の脳を作ることを指しており、脳が自分の情動をコントロールできる状態を保つことである


p50 反応柔軟性
行動を起こす前に間をおく能力

例えば車で運転をしているときに危険運転をしている車にクラクションを鳴らす その際に一瞬考えて間を置く その間に自分の情動がどのように反応した方が良いのかというのを選択する猶予を設ける。この能力が非常に重要であると言っています。


p54 マインドフルネスとは
体を高解像度で知覚する能力

昔撮った古い写真は解像度が悪く鮮明な部分まで見えないが、最近の写真は高解像度で鮮明に細かな部分まで見ることができる

同じように自分の体を鮮明に知ることのできる能力が高ければ自分の感情をうまくコントロールすることができる=人生をうまくコントロールすることができる

と捉えることができるのではないでしょうか

 

2.命がかかっているかのように呼吸をする 63-91
p87 注意の瞬き
フラッシュカードを次々に見せるとなぜか二番目の文字だけ欠落する
マインドフルネス瞑想をすることで注意の瞬きを大幅に減らせる 脳が効率よく処理ができるようになり、二番目にも余力がある
脳の処理能力的にも無駄な労力をかけずに済む

3.座らないでやるマインドフルネス・エクササイズ 

91-131
p98 歩く瞑想

足を上げる、前に出す、足を下げると言う歩くという動作を細分化し、行動を小さな部分まで読み解く、そしてその歩くと言う行為だけに集中し、注意をそこに向ける練習

 


p100 マインドフル リスニング
話し手 遮られることなく3分間話し続ける

聞き手 注意を全て話し手に 意思表示の言葉はOK なるはど ごもっともなど

それぞれが自分の役割だけに集中し、今ここに集中する練習

p105 他人の話に耳を傾けないのは自分の気持ちや心の中のおしゃべりに気がそれるのが原因



マインドフルな会話
①マインドフルリスニング

相手の話だけを集中して聞くこと

②ルーピング
相手の内容を聞き返すこと「その話はこれこれこういうことでいいですか?」など

③ディッピング
自分自身と会話すること

相手の話を聞いているときに、他人の話に耳を傾けられないのは自分の気持ちや心の中のおしゃべりに気が削がれるのが原因
そのため、その原因になるものに気づきそれを受け入れる

 

 

 まとめ

 最初の部分はまとめられたかな? この部分では人生の質が上がるからとりあえず8週間瞑想をして、習慣にしようぜ!ってところと 瞑想じゃなくっても思考が一つのところに向いていればどんな事象でもいいんじゃない?(ここでは歩くことや聞くこと、会話すること)が紹介されておりました。 ここで紹介されている”体を高解像度で知覚する能力”がマインドフルネスだ!という考え方は 日常の中の些細なことに気づき幸せを感じられる能力とも言われている気がして(個人的な解釈ですが)とても納得させられる一文でした。

まとめ方については目次の部分やページ数なんかも入れてみたので、この本を読む前にこちらの【要約】にざっくり目を通してもらえると大枠の内容がわかるかなーとおもいますのでぜひご活用ください。

 

ではではー