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♯111 嫌われる勇気 【要約2】

♯111 嫌われる勇気 【要約】 の続きになります。

前回の記事は こちら からどうぞ

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第3夜 他者の課題を切り捨てよ 128-174


128 承認欲求を否定する
他者からの承認を求めるのは賞罰教育の影響
われわれは他者の期待を満たすために生きているわけではない
承認欲求に生きる事は他者の人生を生きること

 

例えば

毎日仕事場に人よりも1時間早く来て掃除をする若手社員(あなた)がいたとして、その行動を上司が褒めてくれなかったらあなたはどうしますか? 

 

掃除をやめますと答えたならあなたは承認欲求の奴隷です。

 

褒めるから→行動する  褒められない→行動しない という2つの関係にあるため 他者から褒められることが目標になってしまう そんなことが人生の目的になってしまっては生きるのが苦しいですよ と伝えています。


139 課題の分離

本書の中で大きなテーマであり、これを理解するととても楽になると思います。

自分の課題なのか、他者の課題なのか理解して他者の課題に首は突っ込むな!

他者の課題を切り捨てなさい

 

例えば

自分の子供が勉強しないことにあなたが親なら「勉強しなさい」というのは課題の分離ができていません。 子供が勉強しなくてもテストで嫌な思いをするのは子供本人なんだからほっておけばいいんです。 それが”課題の分離”というものです。と言っています。

最終的な結果に責任を持つのは誰かというのを考える ということです。

 

「馬を水飲み場に連れて行くことはできるが、馬に水を飲ませることはできない」

 

結局他人が自分のことを決めることはできないでしょう?




160 ほんとうの自由とは何か
承認欲求を捨てて他者から嫌われることを恐れずに自分が自由に行動すること

自由とは他者から嫌われていることだともいっています。

わかりやすく言うなら

 

他者から好かれる人生⇔承認欲求に縛られる自身の選択がない人生

他者から嫌われる人生⇔承認欲求から解き放たれた自身で選択できる人生

 

もちろん、人から嫌われることは怖いけど、「わたしのことを嫌うかどうか」を自分が決められるわけじゃないでしょう?「わたしのことを嫌うかどうか」は他者の課題でしょう?と伝えています。

 

第4夜 世界の中心はどこにあるのか 174-222
178 対人関係のゴールは共同体感覚

ここは非常にわかりにくく、説明もしづらい部分ですが、わかる範囲でまとめてみます。

他者を仲間だとみなし、そこに居場所がある という感覚 ここにいてもいいんだという所属感があることがゴールと伝えています。

 

会社も共同体、家族も共同体、社会全体をひとつとみても共同体だから、目の前の会社という小さな共同体への所属感をゴールにしてしまうと仕事を辞めた時に大きな精神的なダメージになりますよ、だからこそ社会とか、もっと大きな共同体に貢献するということを考えることがあなた自身の所属感を満たすことにつながります。 と私自身は解釈しました。


201 「勇気づけ」というアプローチ

褒めることと叱ることというのは立場の上の人が立場の低い人にする行為

しらずしらずのうちに縦の関係をつくり(上下関係)、賞罰により(褒められたらやる、褒められなければやらない) という人間をつくることになる だからやってはいけないよ

 

じゃあ 親はなにをしたらいいの? アドラーは”援助”することを意識してくださいと言っています。

 

援助と介入 この2つは対極にある

援助:課題の分離が先にある
介入:課題の分離を無視

 

例えば ”親が子供に勉強してほしい” という場合

介入:課題の分離を無視した場合

「勉強しなさい」と本人に直接いう や 「あなたのために塾をとったから行きなさい。」

 

援助:課題の分離が先にある場合

「もし勉強に必要なものがあったら言ってね。参考書でも買う用意はあるから」

などでしょうか

 

判断の基準が非常に難しいのですがここでは「課題に立ち向かうための”勇気”がくじかれていることが問題」と言っています。

唯一できるのは馬を水飲み場に連れて行く行為なんだよ それをアドラー心理学では 勇気づけ と呼んでいるんだそうです。


208 ここに存在しているだけで価値がある

タイトルがなんだか エヴァの最終話を思い出します。(笑)

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他者に貢献することが自分を幸せにするなら貢献できない人はどうなんだ?

他者を認めるときに行為レベルではなく、存在レベルで考えてくださいと言っています。

母親がもしも危篤状態になってしまったら生きているだけでも嬉しいって思うでしょ?

存在していることに感謝するべきなんですよと

 

第5夜 「いま、ここ」を真剣に生きる 222-282
225 自己肯定ではなく自己受容

自己受容

与えられたものをどうつかうかが重要 自己肯定という言葉があるがそれは 60点の自分に「本当は自分は100点なんだ」と言い聞かせること 

でも自己受容は60点の自分をそのまま受け入れて「100点に近づくにはどうすればいいか」ということを考えるのが自己受容なんだとか

 

肯定的なあきらめ

自分に与えられているものは変えることはできないから「変えられないもの」に注目しても仕方がない「自分に変えられること」に注目するべきです。

 

230 他者信頼

信用と信頼違うものだよー

 

信用:英語でいうとクレジット 担保の代わりにお金を貸しますよというのが信用 

   かえしてくれるなら貸しますよという態度

信頼:無条件に信じる 担保を考えない 見返りをもとめないこと

 

これを理解した上であなたは 他者を信頼 してくださいと伝えています。

 

他者を信頼するときに相手からの”裏切り”を心配していませんか?

例えばあなたが恋愛関係にある人に「彼女は浮気しているかも」という疑いをかけたとして、浮気の証拠になるものを探しますよね? その結果というのは必ず浮気の証拠になるものがでてきますよ 相手の何気ない言動や行動がすべて気になり「浮気をしている証拠」になるでしょう と

 

裏切りを恐れて他者を信頼しないことには他人と深い関係を気づくことはできません。

まずは 信頼 しましょう!裏切るかどうかは他者の課題です

 

まとめ

本書の最重要部分である”課題の分離”の話がでてきました。私自身この話を聞いたときに驚かされたのですが、この考えが理解でき、自己と他者の課題がきちんと分けられたときには世界はシンプルだと胸を張って言えるんだろうなぁと改めて思ったところです。また、自己受容という考え方 ”変えられないものではなく、変えられるものに目を向けよ”というアドラー心理学の考え方は非常に納得する話でした。

 

ではではー