#125 LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~ 要約3
#124 LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~ 要約2の続きです。
前回の記事は こちら からどうぞ
第6章 新しいステージ
ライフシフトの中で語られる人生における3つのステージと言うものがあります。
① エクスプローラー(探検者)
金銭の浪費を最小限にし、様々な経験をする。旅や探検を続けて新しいことにチャレンジをしようとするステージ(何歳でもエクスプローラーのステージを生きることができる)
②インディペンデント プロデューサー
前の時代にはない新しい考え方(旧時代では起業家と呼ばれた人たち)
会社を起こして、継続してビジネスを運営するのではなく、一度きりのプロジェクトを気の合う仲間と共に行う と言うイメージ
③ポートフォリオワーカー
1つの仕事に依存するのではなく、自分のスキルを使って様々な仕事を行い有形の資産を生み出す
働き方改革による副業の解禁の中でもこのポートフォリオワーカーになりたい人には追い風
移行期間
現在の20代から30代の世代はこの3つのステージをそれぞれ経験することになるだろうと著者は予測をたてています。
その上で移行期間のときには有形資産(お金)をどうしても消費する事は避けられなくなるので無形の資産、有形資産ともに貯蓄をしておく必要があると書かれています。
第7章 新しいお金の考え方
この部分では皆さんの金融リテラシーはどれぐらいありますか? と言うことを聞いています。
今現在持っている考え方は将来の自分を不幸にさせるかもしれませんよ
①コストは考えているか?
老後に最終所得の50%のお金で引退生活を送ることができるのか? 可能だとしてもそれが幸せにつながるのか その最終的な予測に向けて今自分たちが使っているお金は(生活費や娯楽費など)使いすぎていないか?
②マイホームの資産価値
マイホームは資産だから老後に売って老後資金にすれば良いと考えている人たちは考えが甘いよ と伝えています。
③投資で儲ければいいんじゃない?
最終所得の50%を老後に準備するには働いているときに毎年所得の23%を貯蓄しなきゃいけないよ
でも投資をすればお金が増えていくからその割合は低くすることができるそれでも投資については間違えるとギャンブルになりかねないからよく考えて投資をしてくださいと伝えています。
現状維持バイアス+双曲割引を逆に利用する
現状維持バイアス 人間は今の現状を維持しようとする(リスクを避けて自分を守りたいと言う心理)
双曲割引
例えば 今1万円もらうのと1年後に1万1000円もらうのとどちらがいい?と聞かれると今1万円と答える人が多いと思います。
このように人は目先の利益に弱い と言う特徴がありますこのことを双曲割引といいます。
この2つを上手に味方につけお金を貯めようと言う方法が紹介されています。
給料から自動的に1万円を別口座に貯蓄に回す。
1年後に自動的に別口座に入れる金額を12,000円に増やす。と言うふうに少しずつ増やしていくことで上記2つの人間の特性を利用しながら貯蓄を増やすことができます。しかし注意点もあり途中の計画の変更は自分でやらなければいけないためそこを必ず忘れないようにと書かれています。
まとめ
この章では、有形資産(お金についての話)が多く、読むと老後の資金繰りに苦労することがよくわかります。20代、30代の若い世代は月々の25%を貯蓄に回さないと老後資金を算出することができないということが書かれています。それを考えると若者の車離れと言うのは余計なお金を散財させず、自分の必要なところにお金を投下するという必要な選択とも言えそうです。
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