#266 FIRE 最強の早期リタイヤ術 ①
FIRE （Financial Independence, Retire Early）ここ数年の世界でのFIREムーブメントは著しく、日本でもかなり達成した方が数多く出ております。
FIRE （株や債券から得られる配当や利息で生活費をまかない→働くことにとらわれずに生きていく）
こんなイメージでしょうか。
その中でも日本では外国のFIRE本として2冊日本語訳されておりますが、そのうちの1冊クリスティン シェンさんの著書であるFIRE 最強の早期リタイヤ術 について要約してみたいと思います。
もう1冊の グラントサバティエ氏のFIRE 最速で経済的自立を実現する方法 の要約については以前まとめておりますのでそちらから見ていただければと思います。
この本での大きな違いはグラントサバティエ氏はサイドハッスル＋節約を行い1人で経済的自立を達成した点
クリスティーン シェン氏は夫婦共働きで働きながら2人で経済的自立を手にしたと言うライフスタイルの違いがあるためそれぞれの本を読んで、自分のライフスタイルに合った経済的自立に向けたゴール設定が必要だということが結論になります。
クリスティーン シェン夫妻
目次
第1章 お金の為なら血も流す
第2章 桃のシロップ、段ボール箱、コーラの缶
第3章 （まだ）自らの情熱に従うな
第4章 あなたは私のものだ
第5章 誰も助けに来てくれない
第6章 ドーパミンについてわかったこと
第7章 マイホームは投資ではない
第8章 本物の銀行強盗
第9章 株式市場の暴落をいかに乗り切るか
第10章 私を救ってくれた魔法の数字
第11章 現金クッションと利回りシールド
第12章 お金を浮かすために旅行をする
第13章 バケツ アンド バックアップ
第14章 インフレ、保険も恐るるに足らず
第15章 子どもはどうする？
題16章 早期リタイアの負の側面
第17章 自由になるのに100万ドルは必要ない
第18章 我が道を行け
第1章 お金の為なら血も流す
「欠乏マインド」
著者のクリスティーン シェンさんは幼い頃中国の農村部で医療廃棄物のゴミを漁り使用できるものを探したり、それを売ることで生活を成り立たせていたんだとか
その時にこの「欠乏マインド」が植え付けられたそうで
人は何かに飢えている時、欠乏している食物の事しか考えられない
貧困の中で育ち、お金に対して執着するようになったそこで芽生えた欠乏マインドが、著者の中で非常に重要な考え方になった。
どうにかこの貧困から抜け出そうと努力をし、そのエネルギーで経済的自立を達成することができたんだとか。
第2章 桃のシロップ、段ボール箱、コーラの缶
著者の幼少期の記憶にコカコーラがとても印象的だったそうで貧しい家庭環境の中ではコカコーラを飲むことなど到底難しく、その当時の一番の贅沢だったんだそうな
拾ってきた段ボールでバーピーハウスの代わりにして、一人で遊んだりと母の仕事先の中華料理店で使っている桃の缶詰のシロップが捨てられることを知り、著者が持って帰ってくる様に母に頼んで中毒の様にそのシロップを飲んでいたことなど幼い頃の貧困の記憶について書かれています。
第3章 (まだ)自らの情熱に従うな
大学を卒業するタイミングでどんな職業が良いか考える
働くための資格を取るこコストとその後にもらえる給料のコストパフォーマンスについて比較をした。その結果
候補は3つ
①ライティング
②会計
③コンピュータエンジニアリング
学習コストとその後もらえる給料を数値にするには
POTスコア
自分の仕事を選ぶときには
POTスコア=給与の中央値と最低賃金の差額÷その資格を取るのにかかったお金の総額
この値が大きいと言う事は資格を取るのにかかったお金が少なく給料が高いと言うことなのでコスパが良いと言うことになる
まとめ
クリスティーン シェンさんのFIRE最強の早期リタイア術の要約でした。 やはり その人のライフスタイルによってFIREの考え方は変わっていくので、今回の様なケースで考えるのであれば夫婦共働き、節約、投資というのが王道戦略として再現性も高いものなのかなーと思い知らされた次第であります。 もちろん 生活支出を管理し、最大限投資に回せる金額を確保することで、リタイアまでの期間を計算するということが最優先になるのかなーと思います。
あー 私もFIREしたい
ではではー
