#328 減速して自由に生きる ダウンシスターズ③
減速して自由に生きる 要約の続きになります。本を読む=過去の方々の人生を疑似体験できる。(自分の人生を過去数人分の成功体験に濃縮還元できる)と考えると1500円と言うコスパは格安ですね
第7章 自給→自信→自立→自由
自分が食べる分だけのお米とお味噌を自分で作ることができれば生活におけるお金は大きくかからなくなる
仕事をしながらも、食べる分は自給自足でまかなう
農業×個人事業が好循環スパイラルを生む
土日で田んぼ耕して食べる分を賄いながら平日で自分の好きな仕事をしてお金を稼ぐ(貨幣交換の社会システムに頼りながらも、何かあれば食べるものには困らない)→これならば災害などがあっても対応できますね
第8章 システムから降りる
日本の就職市場では企業に就職を考えるということがほとんどですが、自分で農業をしながら好きなことをして生活していくって言うことを考えれば横並びの就職活動は行わなくても生活はできます。
医療システム、年金システム から降りる
著者自身年金は払っていますが、義務だから払っているそうで自分がもらうことよりも今必要としている人のために支払いをしていると言う考え方だそうです。
また、医療システムでは薬などの近代西洋医療が正しいと言う前提や化学薬品を高頻度で使用する医療システムは長期の目線で言えば体を壊しやすいため、なるべく避けて伝統的な発酵調味料、自家製の料理、自給の米や大豆などで生活することで基本的に病気にならないよう気をつけているそうです。
人生の節目も、システムにとらわれない
結婚→お金がなくて結婚できないと言う考え方ではなくて、著者自身お金をかけずに海の家で結婚パーティー行ったそうです。
食、農、自然エネルギー 脱消費、自給
「ファストからスローへ」
お金や物だけではハッピーになれない、本当の幸せは自然と人とのつながりあい
マイホーム
著者自身は持ち家願望はなく、ローンを組んでしまうことで人生の選択肢が減ってしまうと考えているそうです。
第9章 ダウンシフターズ
多くの人が、高坂さんと出会い社会システムから降りてダウンシフターズとしての人生を歩んでいるそうです。多くは地方に移住して夫婦で半農半X(高坂さんの造語で農業をやりながら好きな仕事をする、Xの部分は仕事になります)
嫌な仕事から、好きな仕事へ
大きな会社から、小さなビジネスへ シフトする考え方と価値観を大事にしているそうです
第10章 小ささで世界を変える
半分自給自足の生活をしながら好きなことをして働く 半農半X と言う生活スタイルを送ることで、CO2を減らし、社会貢献にもなります。
経済縮小の広がる中で、拡大路線の社会システムに身をおけば多くの人はシステムに自分の人生を振り回されることになります。
だからこそ 自分で食べる分だけ働き、生活できるだけの食料自給する それでも十分に楽しく生活する ということが本書には書かれています。
まとめ
第8章におけるシステムから降りると言う点はすごく共感させられる部分でした。特に人生の節目においてもお金をかけなくてもいいというところは多くの人が なんとなくそういうもの と諦めてお金を使ってしまっている部分かと思います。
セルフビルド、DIY、自分たちでお金をかけなくても手間をかけて作った方が幸福感を感じやすいと言うことも実際の事実のように感じます。手作りの方が相手にも伝わりやすいしねしね
本書は働きすぎない、または働くことの本質的な意味を再確認するためにも読んでいて損はない方ですのでぜひ気になった方読んでみてください
ではではー