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#233 ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 ②ソロモン王のウィズダム 

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前回の続きで ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 の要約です。

前回の話は以下から どうぞ

 

khy.hatenablog.com

 

ソロモン王のウィズダム
昔ソロモン王が賢人であることを知り3人の姉妹がソロモン王に弟子入りを申し出た。
3人兄弟「私たちにぜひウィズダム(知恵)を授けてください」
ソロモン王「お前たちにいつウィズダムを与えられるかわからない 私に仕える覚悟があるか」
3人兄弟「はい ウィズダムを授けていただけるまで何年でもそばにいる覚悟です」
こうして弟子として使えることになったが1年たっても2年たってもソロモンは3人にウィズダム(知恵)を授ける気配がなかった。とうとう3人は忍耐の限界に達した。
3人兄弟「3年お待ちしましたが、ウィズダム(知恵)を授けていただけませんでしたのでもうお暇を頂戴し国に帰りたいと思います」
ソロモン王「長い間ご苦労だった。3年使えてもらったお礼に、金貨を100枚1人ずつに渡そう それをウィズダムの代わりだと思って欲しい もっとも、どうしてもウィズダムが欲しいと言うことであれば金貨100枚は渡せないが」
これを聞いたさんには金貨100枚に目がくらみ金貨をもらって帰国の途についた。
帰る途中で一番下の弟だけが考え直した。
「私は3年も待ったので、やはり金貨100枚を返してウィズダム(知恵)を聞いてきます」
引き返してきた弟が金貨100枚を返すと、ソロモンはうなずいて話し始めた。

ソロモン王

「わかった それではお前に次の3つのウィズダムを授けよう」
1つ、旅は日が昇ってから宿を立ち、日が落ちるまでには次の宿に入ること
2つ、川の水が増水しているときは、水が引くのを待ってから当たること
3つ、家に戻ったら端に起こったことを正直に話すこと


兄2人は、金が100枚をで急いで帰ろうとしたが日が沈んでも山道を登り続け、頂上にさしかかる頃天候が急変し雨と風に見舞われ、暗闇で道に迷い凍死してしまった。


一方早めに宿に入っていた弟は無事だった。日が昇ってから兄達と同じ道を歩き2人の死体を発見した。弟は悲しみ、兄たちを手厚く葬った。 そして合計200枚の金貨を持って帰ることにした。
途中で川にさしかかったが、前日の雨で増水していたので、ソロモン王のウィズダム(知恵)に従い水が引くまで渡らないことにした。三日間水が引くのを待って川を渡った弟は向こう岸にロバの死体が流れ着いていた。その背中に大量の金貨が入った袋がくくりつけられているのを発見し、それも持ち帰ることにした。
大量の金貨を持って家にたどり着いた弟は、妻にありのままの出来事を話した。妻は全て信用した。
しかし、兄嫁たちは弟の話を全く信用せず弟が兄を殺して金貨を自分のものにしたと疑った。兄嫁2人は弟を罪人としてソロモン王に告発したがソロモンは兄嫁たちに「私が授けたウィズダム(知恵)に従った弟の話に嘘はない」と言い放ち、無罪を言い渡した。


懸命で賢明な生き方こそお金を引き寄せる
この本の中で出てくるこの本の中で出てくる「ウィズダム」とは単に知恵と言う意味だけではなく「自分の判断、選択、行動、決心、言葉、によって自分自身や家族が、不幸になったり不愉快な思いをしないようにする賢明な生き方」と言う解釈だそうで、賢明な判断ができなかった兄たちは命まで落とす羽目になったが、お金と言う魔力に惑わされることなく賢明な判断をし、ソロモン王にウィズダムをもらい素直に行動した弟だけが結果的にお金を手にし幸せになることができたと言う話でした。

 

まとめ

人生論的な内容ではありますが、かなり自分の価値観を形成するうえでは重要な話になってくるのかなーとおもいます。子供のころからこんなお話を聞かされていればユダヤ人は成功するよなーというのも納得なお話でございました。

この中ででてくる「ウィズダム」もわかりやすく、「知恵」としていますが、正確には「知恵」でないこと日本語で翻訳し説明するには言葉が足りないということなのでご理解ください。

気になる方は 子供の教育本として読み聞かせてあげても良いとおもうので下記リンクからどうぞー