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#232 ユダヤ人の成功哲学「タルムード」 ①ナポレオンとニシンの話

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ユダヤ人の成功哲学「タルムード」 要約① でーす。 気になる内容は以下です。

 

ナポレオンとニシンの話
 ナポレオンがヨーロッパを征服したしたときに、それぞれ征服した国の協力者に「お前たちに褒美を取らせるから、何が欲しいか言ってみろ」と言った。フランス人は「ワイン畑とワイン工場が欲しい」、ドイツ人は「麦畑とビール工場が欲しい」、イタリア人は「小麦畑とおいしいパスタ工場が欲しい」と申し出た。 

 

ところがユダヤ人は「ニシンを二匹だけ欲しい」と言った。その願いはすぐに叶えられ、ユダヤ人はニシンをもらって帰った。 他国の人々からは「ナポレオン様がせっかくご褒美をくれると言っているのに、そんなちっぽけなものをもらって、ユダヤ人はバカだな」と言われた。 しかし、ナポレオンはすぐに没落して、願いが叶ったのはユダヤ人だけだった。
ユダヤ人を嘲笑した他の国の協力者は何一つもらえなかった。

 

ここから読み解く ユダヤ人の成功哲学


小さな儲けにとどめよ —それを繰り返せ
 権力は移り行くもの
 ナポレオンがヨーロッパを征服したのは今から約200年前の19世紀初頭だが、ユダヤの説話には時代の覇者の名前もたびたび登場する、ナポレオンの名前を小話に登場させるのは、「権力は移り行くもの」というユダヤ人への説諭もあるのだろう。 ナポレオンの天下がずっと続くと思い、大きな褒美を要求した他の国の協力者は何も得られず、ユダヤ人の小さな望みだけがすぐ叶えられた。この小話は、欲張らずに、すぐ叶えられる小さなことから着実に実践していこうという教訓だ。それを何十年も繰り返せばいつの間にか大きな富が貯まっていくはずだという。 お金儲け自体は、ユダヤ教は否定していない。実際、ユダヤ人の苦労の歴史の中では民族が生き残るためには日々の糧を得るお金が必要だった。お金儲けはそうした小さい利益の積み重ねであり、一攫千金を目論んでも結局何も手に入らない。説話に値段の安い魚のニシンを引き合いに出したのも、他人にバカにされても着実に手に入る日々の糧が一番大切なのだというユダヤ人への教えなんだそうな。そこには人が嫌る仕事を率先して引き受ければ着実な儲けにつながるという考え方も同時にある

 

ユダヤ人は同胞から金利を取ってはならないという決まりがある。また、借り手の生活権は侵害してはならず、担保も取らない。

そして、小さな利益を何十年も何百年も繰り返し手にすることで、金融業で成功したユダヤ人が多い。 むしろこの教えがあることよって、健全に、そして着実に事業を継続することができた。

 

まとめ

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 小さな小話がたくさんちりばめられている読みやすい本となっています。子供がいるお父さんお母さんは子供の金融教育として読んで聞かせてあげるととても良いかと思います。また、このお話によりどんなことを伝えたいかということも明確に書かれており、ご家庭に一札あっても間違いのない本かなと思います。

気になる方は買ってみてください