#249 僕はお金を使わずに生きることにした 要約②
第6章 金なしの日常
カネなし生活1日の流れ
朝5時に起きオート麦を食べて、誓いの言葉を言う
スポーツジムにはいけないので、腕立て伏せを120回行い体を温める。野生の食べ物を探しに、野山に行きお茶にする松葉、たんぽぽの母、イラクサ、キノコをとってくる。(著者のオススメはキクラゲ)自分で栽培したケールいや紫ブロッコリーなどを収穫し6時ごろトレーラーハウスに戻る。ロケットストーブに火をつけ、太陽が登るのを見ながら鳥の声を聞き野生のお茶を作って飲む
その後の歯磨きにフェンネルシードと浜に打ち上げられたイカの甲をひいて粉にしたものを使用して歯磨きをする。
7時ごろパソコンを立ち上げて、外部との連絡を取れるようにしておく(その間に筋トレをしている)
8時半から農場の仕事、野菜の栽培、生け垣の整備などを行う
昼の時間は主に著者が行っている「フリースキルの集い」の宣伝活動を行い地元の人たちとパンやビールの作り方、土窯作りなど行う。昼食は採取した食料や前の晩にゴミ箱から集めた賞味期限切れの品、バーター取引(自分のスキルと交換)で手に入れた食料で食事をする。
午後4時半、夕食の支度でロケットストーブに火をつける。まきと時間の節約のために2日分をまとめて作る。その後急いで食事し、街へくりだし会合や不用品(食品も含む)を拾ってくる。
21時半に外を散歩をし、ろうそくの灯りで読書の時間(図書館で無料で借りてくる)
第7章 無謀な作戦
金なしの娯楽
著者の住んでいるアイルランドで大きな暖炉の前で友達と語り合い、歌いあう、チェスをしたりしてお酒を飲むことが多い。
だがお金がない生活ではそれは許されないため
街で映画の無料上映会やフリースキルの集いに出かけたり、薪ストーブの前で図書館で借りた本を読んだりした。
第11章 招かれざる客と遠方の同志
自分がカネなしの生活になり、ネット上で仲間を見つけていく過程で様々な価値観に出会うことになる。
「所有と財産」について
お金がないと言う事は財産を手放すことではない。実際には何かを所有している人はいない
だからこそ何かをなくしたとしてももともと所有していないと思えば良い。
必要な時に必要な分だけ手に入れる。
環境負荷の小さな住まい
著者は現在の大量生産大量消費と言う生き方に対して、疑問を抱いている。家を建てるときのコストやそこにかかる環境破壊、二酸化炭素の排出量などをずっと続いていくものではないと考えている。
そのため、生活で使う電気はできればソーラー発電や風力発電などを使用し自給自足のような環境に対して低負荷、また最終的にコスト(金銭的な)を抑えることができるものがいい。
まとめ
今回要約する上でいくつかの章は省きました。必要なのは細かなお金のないときのテクニックではなく、著者のマインドが非常に大事かなと思いました。個人的にはお金がないことで時間がかかってしまうので、そこはある程度のお金を使いながら時間を買い、それでも最低限のお金と、自分の自由な時間を優先させ、豊かに生きていくためのヒントが集まっている本だと感じます。生きていくために必要な電気はソーラー発電でまかない、食料は少しの畑で自給自足しながら、足りないものはスーパーで買い物をする。こんな生き方ができれば働いたお金を投資に回しながら、時間やお金などを最大限の効率で様々な自由を手にすることが出来るように思います。
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