#91 Think CIVILITY 「礼儀正しさこそ」最強の生存戦略である 【要約】
クリスティーン ポラスさんの著書
Think CIVILITY 「礼儀正しさこそ」最強の生存戦略である を読みました。
ジョージタウン大学マクドノー・スクール・オブ・ビジネス准教授 であり、
「職場の無礼さ」が人にどのような影響を与えるのかを研究している方なんだとか
第一部
なぜ礼節ある人は得をするのか
第二部
あなたの礼節を高めるメソッド
第三部
礼節ある会社になる4つのステップ
第四部
無礼な人に狙われた場合の対処法
の四部構成になっております。
細かい章では14章ありますが、ここでは省きます。
第一部
なぜ礼節ある人は得をするのか
まず、ここでは「無礼な人」がどれだけ、自分にデメリットなのかということを説明しています。
「無礼」5つのデメリット
①健康被害・・・死亡率があがるその割合なんと2.4倍
②会社への損害・・・年間5000億ドル(日本円だと56兆円)
③思考力を下げる・・・アイデアの発現率-30%
④認知力を下げる・・・文字の記憶力-17% テスト成績43%ミス増加
⑤思考がネガティブに・・・無礼な態度の後に単語の並び替え→ネガティブな単語を
思いつく割合8倍
ほぼ害悪、毒、と言っていいほど職場にいたら最悪だと言っています。この一人のマイナスがどれだけみんなにとって影響が大きいかを知ってください。 お金、健康、マインド、ほぼすべての個人武器(リソース)を奪われるんだよと
しかも「無礼」は伝染する
人と話をする前の行動が無礼に及ぼす実験では(ここでは上司と部下)
話をする前にポジティブな言葉に触れる・・・67%話を遮る
話をする前にネガティブな言葉に触れる・・・16%話を遮る
その差50%以上
2倍と言えるほど無礼になるというのである。
だからこそ、「礼儀正しさ」を身につけることは職場全体にとってもいいし、自分のからだにとってもプラスの影響が大きいし、なによりも人に助けてもらえますと伝えています。
第二部
あなたの礼節を高めるメソッド
第一部では「礼儀正しい」ことがプラスの影響を与えてくれるのはわかりました。だけど、「俺、そんなに無礼な態度とかとってないよ、むしろ礼儀はある方・・・」と思った方は多いと思います。
そんな思考に著者は「それは自分で判断していませんか?」という問いをぶつけてきます。
だからこそ、この方法でチェックしてみてね
礼節をチェックする7つの方法
①他人からフィードバックをもらう
親しい人に称賛できる行動をとったときに褒めてもらえるよう伝えておく→いい行動(具体的な礼節の行動がなにかを理解する)
②コーチ(専門家)に聞け
一般的な人向けではないから③の方が使えるかもと著者は言ってます。
③同僚、友人に協力を要請し、チームで改善
みんなが礼儀を良くするためのルールを考えてもいい。ほかの人の行動が具体的によくなる方法もお互いに伝え合うべき
④ゴールドスミス式 360度フィードバック
コーチングの神様 マーシャル ゴールドスミスが使った方法
周りに否定的な言葉を言ったら罰金1000円というルールをつくり、周りの人にいう。
本当になおしたければこの方法も有効だ でも本当にやるときには楽しみながらゲーム感覚でやってね!とも言っています。
⑤感情を読み取る訓練をする
人を観察する。読み取れるかテストしてみる。好きなテレビや映画をみて登場人物の顔の表情やボディランゲージに注目する。
⑥日記をつける
行動を毎日記録すると自分がいつ無礼な行動をしているのか見えてくる。
⑦食う、寝る、動くを大切にする
運動は週3日20分以上運動しないと、認知力、思考力が落ちるから絶対やってください。
もちろん、睡眠も7~8時間くらいとらないとパフォーマンスが落ちます。
タンパク質の割合を意識した食事と血糖値コントロールが大切ですよとも言っています。
マインドフルネスも取り入れて心を鍛えることも忘れてはいけない。瞑想やマインドフルネスを取り入れるとストレスを受けるレベルがかなり下がるから
まとめ
この章では「無礼」のデメリットがどれだけひどいものか、また、意外とみんな自分が礼節あるとおもってるけど本当に礼儀をみにつけてますか?ということを説いているのかなと私は解釈しました。だからこそ、きちんと小さなことから考えて着実に礼儀について考えなければいけない→だけど、礼儀について身に着けたらあなたの人生はイージーモードかもしれませんね
というまとめになるでしょうか。かなり、考えさせられました。 長くなったのでまた次回
ではではー