#270 FIRE 最強の早期リタイア術③
前回の記事の続きになります。 前回の記事が気になる方は下に貼り付けておきます。
年始早々緊急事態宣言が出るそうで、個人的にもライフイベント(結婚式)がだだかぶりし、落ち込んでおります (泣) 蓄財と言う面では全く以て間逆のことをしておりますが、浪費と割り切っておりますのであしからず
では 続きをどうぞ
第7章 マイホームは投資ではない
米国においてもマイホームを購入する事は投資とは言えない
家を所有するにあたっては物件の購入価格以上の出費が伴う(保険をかけたり、維持費、修繕費等)
実際には家を売るときの半分の金額は維持費や修繕費等に持っていかれる
第8章 本物の銀行強盗
銀行にお金を預けている人は手数料によって銀行員にお金を渡されているのと同じです。唯一インデックス投資にお金を投じ、お金を増やすことでウォール街からお金を取り戻すことができる
投資の中でもアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が手数料が安く、リターンが大きいことが多い
第9章 株式市場の暴落をいかに乗り切るか
現代ポートフォリオ理論
株式と債券の2つを自分のリスクに合わせて比率を調整して持つ(暴落時に再建が資産を守り、高騰時には株式が資産の伸びを最大化する)
ホームカントリーバイアスに注意
投資家が分散投資を基本とする投資の基本を自国市場を決めた投資比率以上に持ちやすい傾向
著者はホームカントリーバイアスに注意し株式の比率(アセットアロケーション)を債券40%、カナダ20%、米国20%、EAFE(米国、カナダを除く先進国株)
で持っている。
リバランシング
現代ポートフォリオ理論の中で運用するにはアセットアロケーションの比率を調整した後に、市場がどのような変動していくのかということを見て、自身のポートフォリオのアセットアロケーションの比率を調整していく必要があります。(これによってお金を失うリスクを最大限に回避することができる)
暴落を乗り切る
著者は暴落の際に自分のポートフォリオがボロボロになっているのを見ながらひたすらにインデックスファンドの買い増しを続けたそうです。そのことにより割安になっているインデックス株を多くがいい回復局面に入ったときに大きく資産が上向きになったそうです。
第10章 私を救ってくれた魔法の数字
「ため込みマインド」がリタイアを先延ばしにさせる
人は数十年間働き続けて多くのお金を持っていたとしても貯めたお金が底を尽きると言う不安でリタイアすることができない
そこで著者は「時間=お金」ということを念頭に置き副業に挑戦したそうです。
お金を先に稼ぎ、人生の後半の時間をお金で買う
お金ではなく自由こそが最も重要である=フリーダムマインド を重視した。
そしてリタイアするにあたって目安にしたのが
4%ルールだったそうです。
経済理論を研究したトリニティー大学の論文をもとにポートフォリオから排出されるお金を一定額取り崩すことで元本を維持しながら株の配当で生活しようということだそうです。
実際に退職者のポートフォリオを調査し毎年ポートフォリオの4%(インフレ調整済み)を引き出します。しかしそのうちの95%はなくなるまでポートフォリオの元本に手をつけなかっただがリタイア直後よりもお金が増えていた。
年間生活費をこの4%で賄うことができればすぐにでもリタイアが可能
必要な年間生活費を捻出するお金を割り出す
年間生活費× 25 =リタイアに必要なポートフォリオ額
例えば簡単に計算すると
年間生活費 リタイアに必要なポートフォリオ額
100 × 25 = 2500万円
となるので 2500万円のポートフォリオ作れば寝ていてもお金が生まれ、嫌な仕事からすぐにでも解放される
月々で割ると83,000円が寝ていても入ってくる計算になるので、努力する価値が十分にある目標だと思います。
目指すべきはこの図のように ”溢れた水の分で暮らすこと”
まとめ
かなりのこの本の核心の部分でした。蓄財するうえで現代ポートフォリオ理論が有用であることがわかります。また、株式、債券の比率以上に日本人は現金というアセットの比率を大きく手元に残しがちであるということも忘れてはいけませんね。(現金にもインフレリスクが伴うため) 私自身目指すべき目標にFIREを視野に入れているので給与所得の半分くらいは株につっこんでみようかなーと思っております。
気になる方はぜひ、読んでみてください。