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♯65 ファイトケミカルについて3

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ファイトケミカルについて2の話の続きです。なにせかなりの数があるもので記事に書いていくにもかなり細分化しないと終わりそうにありません。 (笑)

 

以下 データ医学の研究論文などレファレンスのあるものについては載せています。

 

●ケルセチン

含まれている食品:玉ねぎ、かんきつ類、蕎麦

効果:抗酸化作用、抗炎症作用、降圧作用、抗肥満作用

 

抗炎症作用の高い物質であり、玉ねぎの特に皮の部分に多く含まれいます。

最近の研究では体脂肪の減少に効果がある ということがあり注目されています。

 

●カルコン

含まれている食品:明日葉

効果:抗酸化作用、オートファジー誘導

昔から健康にいいと言われていた明日葉に含まれる成分、明日葉を切ると白い液体が出るのですがその液体がカルコン

まだ研究が進んでいない成分で 最近ようやく オートファジー状態に入りやすくするかも なんてことがわかってきています。

 

レスベラトロール

含まれている食品:ぶどう、赤ワイン、ピーナッツの皮

効果:心疾患予防、がん予防、アンチエイジング

長寿作用があるかも知れないということで話題になった成分

以前 レスベラトロール についてはまとめていますので詳しくはそちらで

 

 

●ヘスぺリジン

含まれている食品:かんきつ類(特に皮)

効果:ビタミンCの吸収促進、高血圧の予防、抗酸化作用、鎮痛作用

 最近ではサプリメントとして高吸収型のヘスぺリジン、糖転移ヘスペリジンというものもあるようです。(糖と結合させ、小腸内で吸収させやすくさせたもの)

漢方では陳皮が有名であり、昔から免疫の向上や生活習慣病の予防として使用されてきました。

2006年の実験ではやはり フリーラジカルの除去 を行うことで酸化ストレスから体を守ってるかも ということもわかっています。

 

イソフラボン

含まれている食品:大豆

効果:抗酸化作用、

食品安全衛生委員会が出している報告ではイソフラボンの安全な1日摂取目安量は70~75mgとしています。そしてサプリメントなどからでは30mgを摂取上限としています。市販の納豆1パックが50mgなのでだいたい一日1つとればいいんではないかとおもいます。 (フィチン酸やレクチン【抗栄養成分】ほかの栄養素を吸収阻害する物質も発酵食であれば安全ということがわかっています。)

 

セサミン

含まれている食品:ゴマ

効果:抗酸化作用、血圧低下、脂質代謝改善、コレステロール低下など

 

 

 

●ルテオリン

含まれている食品:セロリ、ブロッコリー、ピーマンなど

効果:免疫向上、がん予防、炎症抑制

調べてみるとルテオリン摂取で尿酸値が下がるという記事が多いのですが、それだけのためであればほかの成分にも安価で優秀な成分がありそうな気がします。

ルテオリンの立証データでは 酸化ストレスによる細胞死(いわば老化の過程)の炎症を抑制する  や 肝臓の状態を保つのに良いかも

ということがわかっていますが、まだまだデータの少ない成分です。

●ナリンギン

含まれている食品:グレープフルーツ

効果:抗肥満作用、抗アレルギー作用、

●テアフラビン

含まれている食品:紅茶

効果:抗免疫作用、抗肥満作用など

緑茶を発酵させたものが紅茶なのは有名ですが、このテアフラビンもカテキンの構造が発酵により変化したものであることがわかっています。探してみると緑茶の特性よりもインフルエンザの予防や免疫を活性化するといことがテアフラビンでは強化されている印象です。

 

●クルクミン

含まれている食品:ターメリック

効果:抗免疫作用、抗アレルギー作用など

 最近では抗炎症成分としてクルクミンが有効であるというデータがでており、活性酸素や体の慢性炎症に有効であるということがわかっています。さらにはクルクミンが脳の神経細胞の構築に役に立つんじゃない?ということも言われています。というのも脳由良神経栄養因子(BDNF)を増やす効果が確認されており、非常に科学的にも信頼がおけるところまで研究が進んでいる成分です。

しかし、体内での吸収率がクルクミンは非常に悪く、油と乳化させることで吸収率が上がることがわかっています。サプリメントでは「セラクルクミン」と呼ばれる高吸収クルクミンが現状では体への吸収率が良いとしておすすめできると言える状態です。

※上記セラクルクミンリンクでは現状かなり高価なサプリメントなので安価になるまでもう少し待ってみるというのも手です。

 

 

まとめ

今回の記事の中ではかなり科学的にも効果があるかもというものがそろっていました。ケルセチンやクルクミンなど抗炎症成分を含んだファイトケミカルは体内への吸収率が低いと言われていますが、それを考慮しても摂取する価値はあるなーと思っているところです。油と一緒に取ることで吸収率があがるので、体の中ですぐに利用される中鎖脂肪酸(MCTオイル)などと混ぜてとると効果がみこめるのかなーと思うところです。

 

まだまだ ファイトケミカル系は長いので気長に書いていきます。

 

ではではー